かけ算九九言えるのに

かけ算九九の勉強が始まって生き生きしていたあるお子さん
最近表情がさえません

「どうした?」
「困ったことがある?」
と声をかけると

「かけ算九九言えるのに・・・プリントができん」

どうな風にできないのか確認すると
暗唱はすらすらできていますが
「ににんがし」
「さんくにじゅうしち」

「2×2=4」
「3×9=27」
がでてこないのです
でてきても遅い
そのため時間がかかっていました

また文章題ではかけ算の意味が充分に分かっていないのでたしざんで計算してしまったり
わかっても「かけられる数かける数」「一あたりの数お皿の数(いくつ分)」の意味が分かっていないので式が反対になったりするのです

はじめはすごくできたかけ算九九も失速して落胆していました

このお子さんは耳からの入力は抜群
記憶力はとてもよかったです
だから九九の暗唱は早かったのでしょうね

そこでいくつかの提案をしました

<暗唱の勉強方法>
・かけ算九九の表を見ながら暗唱する
・かけ算九九の表に書いてある読み仮名の数字の部分に色ペンで印をつける
・暗唱の時数字を意識しながらする

<かけ算の意味を考える>
・遊びの中で「1あたりの数=かけられる数」「お皿の数=かける数」をわかりやすく実践する
(例)100円ショップで買ったお皿を用意してその中にあめやチョコレートを同じ数ずつ分ける
   お皿の上に「かける数」「お皿の数」と書いておく
・絵をかいてイメージする 

「(追い)かけられる」=泥棒  「(追い)かける」=警察
「(追い)かけられる」×「(追い)かける」
と自分で書き込んで絵で計算の順序を覚える
※これは南木雅弘先生のホームページからアイディアをいただきました

これをはじめて1週間
「俺天才になってきたよ」
最近お勉強をするのにプリントを隠したり「宿題ない」と噓をつくことがなくなりました
できるとうれしいですよね

一つ乗り越えて自信になりましたよ

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