ある兄弟のつぶやき

「僕は疲れる」
「毎日帰ってきたら鳴き声とわがままな会話だけ」
「発達障がいっていうだけで宿題もせんでいいし食べたいものがいつでも食べられる」
「家に帰りたくない」
こんな話を兄弟児さんがしてくれました。

この家族の発達障がいのお子さんは宿題ができなかったりパニックになるといろいろなことを理由に怒りだします。
泣き出したり怒り出すと長くて夕方から夜にかけては家の中は毎日大混乱です。
兄弟児はゆっくり学校のことを話したかったり相談したいことがあってもなかなかそんな余裕が見当たりません。
お母さんも兄弟もほとほと疲れ果てています。
兄弟児さんは学校で発達障がいの子どもさんに冷たくしてしまったり作文に発達障がいの子はわがままだという作文を書いたりもしました。

本人にはその都度
「家族も疲れること」
「あまり一日に何度も怒ったり泣いたりするとみんなが離れていくこと」
「怒ってもいいけど人に当たったり傷つけたりしないことが大切なこと」
「自分の中で我慢する気持ちを育てることも大切なこと」
などを話しています。
今は
「僕がきついんだからみんながわかればいい」
「僕にはできないことがあるんだからしょうがないできないことはしなくていいと思う」
「みんなが自分ばかりいじめる」
「みんな自分にひどいことをする」
「ひどいことをする人は嫌いだ」
「僕の気持ちをわかって優しくしてくれる人とだけいるからいい」
と言っています。
医療機関にも行ってもらっれいますしみんなで協力して支援する体制はあるのですがなかなか難しいですね
正直に兄弟児さんにも状況が改善しなくてごめんねと話をしました。

大人も子どももみんな疲れているんですよね
隣近所からは苦情が来て「鳴き声がうるさい」「足音や壁をたたく音がうるさい」などと言われる
いつ引越ししないといけないかとドキドキする
どうしてうちだけがこんなに大変なのか?
何が悪いのか?
どうしたら改善するのか?
心がちぎれそうになるんですよね

でも少しずつ少しずつ進んでいけるんだと思います。
きついけど努力は実っていくんだと思います。
きつい時に話をしてくれること。
隠さずに自分の感情をぶつけられる家族がいること。
これは親御さんがこれまでに素敵に育ててきた証ですから。
きついけど前を向いて歩いていきましょう。
歩けないときは立ち止まって。
一緒に話を聞きますよ。
一緒に泣きましょう。
そしてまた歩いていきましょう。
きっと伝わるはずですよ。
きっと伝わります。

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