自然観察教室に参加して

あるご家族が市が主催する夏休みの自然教室講座に参加されたときのお話です。

いつも昆虫や魚を捕まえるのが得意な彼は市の主催する教室に参加しました。
家族も一緒の参加です。
とっても楽しみにしていたのですがトラブル発生。
ビオトープの観察もあり
・生き物はとっても持って帰らない
・池の中に入らない
ということでした。
いつもは自然の川や森で魚や昆虫などをとっていて生き物をかえすという習慣のない彼でしたので大混乱。
さらに支援してくれるボランティアの方が
「少しなら池に入っていいよ」
「藻のところをごしごししてとってごらん」
といわれたり
「池に入らない約束でしょう」
「網で池をかき回さないで」
といわれたり
相反する指示が飛び交います
通常はそんな相反する大人の指示もそれなりにかわすのでしょうが彼は大混乱
それを止めようとする母にみんなの冷たい視線

いたたまれなくなって途中で帰ることに

車の中ではみんなが泣きたいのをこらえている状態
夏休みの外出はなかなかうまくいきませんね
どうしてうちの家族はこうなるのかなあ???
どうしてこんなことでパニックになるのかなあ
市の主催ならそれなりの配慮はないのかなあ
誰かと一緒には難しいな
独自にやるしかないんだな
世の中は冷たいな

みんなの気持ちがパニックですね

きつかったですね
くるしかったですね
辛かったですよね
学ぼうと思っただけなのにね

わかってくれる人はいますよ
優しくしてくれる人もいますよ
いい子なんです
すごく勉強熱心なんです
すきだからこそ譲れないこともあるんです
それが才能なんです
きっと好きな気持ちが彼を育てます。
一緒に育てましょう

大丈夫
お母さん大丈夫ですよ

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