みんなと自分の違いに気づいたとき

10歳から12歳の子どもさんに多いのですが
あるときはたとみんなと自分の違いに気づくのです
それまで自分のことだけで必死で自己主張のかたまりみたいな子どもたちが
「みんなは大人だ」
「自分だけが指示が聞けない」
「自分だけがスピードに乗れない」
「自分だけが勉強できない」
なんて言い出すのです。

ズトンと落ち込んでいることが多いのですが
でもいい気づきだとも思うのです。

こんな時大人はうろたえるのですが
「すごいね」
「そんなことを考えるようになったんだね」
「できないことが気になるってことはできるようになりたいんだよね」
「先生もこの年になってもできないことが多くて日々落ち込むよ」
「でもうまくいっていることも大事にしているよ」
こんなことを伝えることが多いように思います

いつからそんなふうに思ったの?
と聞くと割とある日突然そう思った子どもさんも多いのです。
ジワ~と感じるのではなく急に見えてくる世界に子どもたちはうろたえるのですが
まずは自分を受け入れて少しずつ変わっていきながら自分のいいところを見つけていくんです

よくお母さん方から聞かれるのは
「発達障がいだからこうなるのか?健常発達の子も周りとに違いにうろたえるのか?」
ということですが
どんな子でもどんな大人でもいつも周りの人との違いを感じながら切磋琢磨していますよね
普通の発達なんです
でも少しフォローをすると傷つきが少なくていいようです

生きていくということは苦しいことなのかもしれません
あまりにも解決できないことが多くて途方に暮れるかもしれません
でも少しずつ前に進んでできたこと達成したことを経験している子は強いですよ
進んでいる自分を頑張っている自分を見つめることができる目
頑張っている自分を認めることができる心
これを育てていけたらいいと思います

大人の世界をぜひ子どもさんに伝えてあげてください

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