施設通所

ある特別支援学校の生徒さんのお話です。

今年の三月彼女は学校を卒業しました。
うまくお話はできません。
ドキドキすると大きな声が出ます。
緊張するとしてはいけないことをしてしまいます。
そんな彼女の卒業。

「おめでとう」の言葉を送りました。

4月にはいって彼女から

「土曜日のパニック」
「○○はいつ終わるの?いや~」という言葉

いろんな信号が出始めました。

あちゃ~
説明が足りなかったのでは・・・・。

学校はずっと土曜日はお休みでした。
施設実習中も彼女は実習生なのでお休み。
きちんと彼女に土曜日も施設があることを伝え、さらに了解をもらっておく必要があったのです。
そして、学校のように卒業がないこと。
夏休みや春休み冬休みがないこと。
ずっと施設実習なので作業が続くこと。

いろんなことがうやむやになってしまって。

彼女は怒っていたのです。

ごめんね
大人がしっかり伝えなきゃいけなかったんだよね。
納得して自分で通うんだよね。

丁寧な言葉遣いで話すことを施設の方が彼女に伝えると彼女は言い直されて怒られたと感じてしまう。
活動の名前も支援学校では「作業」「給食」などのことばを使うけど施設ではまた違うよね。
その一つ一つをしっかりと説明しわかってもらうこと。
これが私たち通訳者の仕事だったのに。

ごめんね

時間がかかってもしっかり伝えるからね。
きつい思いをさせてしまったね。

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