心に刺さる子どものことば 心に刺さる子どもの行動

いくつかのエピソードから

エピソード1
「Rくんはかたづけじょうずだね」と言われているのを聞いて
「ぼくのぶんも片づけて」とおもちゃを差し出す。

エピソード2
「宿題をしていないから休み時間にしようね」といわれ
「いじわるされた。」と言う。

エピソード3
「約束を守らなかったからおでかけができない」と言われて
「お母さんはいじわる。だいっきらい」と言う

エピソード4
いたずらをして怒られているのにピンときていない
「本当に悪かったと思っている?おこらないから本当のことを言ってごらん」と言われて
「嫌いな子だし悪い子だからいたずらしてもいいと思った」と言う

エピソード5
ケンカになって先生と話しお互い謝ることになったが自分は手を先に出してはいない。自分は悪くないといって謝らない。
 
特性のある子どもさんの場合本気でこのような考えをもっていることがあります。
こんな時、親御さんは非常にショックでどうしていいかわからず気持ちが揺れたままに子どもに向かってしまうことがあります。

これは認知のゆがみからおこることで本人に強いおもいがあるわけではありません。

世の中にはいろんな考え方があること。
周囲とうまくいく方法があるなら一緒に探したいこと。
周囲の人の気持ちも知って損はないこと。
なによりあなたを楽にしてあげたいと周囲が思っていること。

などを上手に伝えながらまずは自分の気持ちに正直に気づくこと。
正直に言える相手がいること。
そして伝えることで安心すること。
安心したら人の意見も聞いてみようと思うようになること。
実感できなくてもいろんな考えの人がいることを知ること。

が重要だと思います。

トラブルが続くとき両親や支援者は疲弊していきます。
疲弊したとき大人でも感情のコントロールは難しい状況になります。
こんな状態ではおたがい充分に話すことができないのです。
先が見えずに苦しいときには誰かと分かち合ってください。
冷静にどうすればいいか考えながらいい方法を探しましょう。

ルールや説明をされすぎると子どもは自分の考えを言いにくくなります。
ルールや説明をするときには紙に書いたり短い言葉で明確に単純に伝えましょう。
明確に単純に伝えようとすると自分が何を伝えようとしているのかがわかりやすくなることもあります。
急ぎすぎず一つずつ理解し実感していくことが重要ですよね。 
何が重要なのか。
重要なことだけを伝えてください。

相手はどう思うだろうか・・・。
かわいそうでしょう・・。
などは主観的で伝わりにくい言葉です。
相手はどんな顔をしていた?
○〇するより△△した方が伝わるよ
なんて言葉の方が明確。

怒っても何も伝わらないので教える感覚で。
ぜひぜひお互いクールに学びましょう。

でもきつくなったらいつでもお話聞きますからね。

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