ある子どもさんから「自分は人と違う」「自分はなんかおかしい」と相談があった。
必要なら病院に行きたいと。
2年前に知能検査をとっていたのでそれを見ながらご本人の得意なことや不得意なことを伝えた。
ことばの理解はとっても高くて本を読む力もある。
でも視覚入力のゆがみがあって頑張ってもうまくいかないことが多かったようで、うまくいかないことに対して頭の中で論理的な思考がぐるぐる回って離れられなくなり苦しんでしまったようです。
ご本人に伝えると自分の考えを自分のことばできちんと返してくれました。
視覚入力のむずかしさを物を使って補おうと伝え、これからは努力が報われる可能性が高いと話をしました。
さらに、ときに思うようにならないことや予想していることと違う結果になったときに頭で考えすぎずに「まあいいか」といってみることも大事だと伝えました。
中学生は思春期間只中。
自分だけがこんなに苦しんでいるのではと思っている子どもさんは非常に多い。
自分を知ることは楽しいことであること。自分探求は生涯のテーマであること。すぐには答えがでない。
この3つの重要な情報を頭の中に入れておいてもらえたらいいなあと思います。
今は苦しいけど一緒に乗り越えようね。
愚痴ならいつでも聞くからね。
最後に見ることができたあなたの笑顔をこれからも絶やさぬように。