ある日のことです
相談のはじめから思いつめた顔で座られ座られたかと思うと子どもさんに関する気になることできないことが途切れなくでてくる
このお母さんの気持ちを思うと心が張り裂けそうでした
そしてそれを横で聞いている子どもさんの切なそうな顔
これは早くこじれた糸をほどかないとお互いきついなあと思いました
そこで子どもさんのできることいいなあと思うことに絞って話を聞くことに
この時に出てきたのがこの言葉
「子どものいいところなんて見つかりません!」
私には「助けてください」「つらいんです」
とお母さんの悲鳴のようにも聞こえました
「お母さん。子どもさんは1時間お母さんの横でずっと話を聞いていましたよ」
「これが今日の一つの褒めポイントですよね。こんな感じでいいところ見つけていきましょうか」
と話し始めて30分
お母さんの目から涙が出てきて、同時にお母さんの口から子どもさんのやさしいところや純粋なところがいっぱい出てきました。
そうしたら子どもさんの目から涙が。
お互いきつかったね
頑張ってたんだね
これからはきつさの理由がわかるから二人で悩まずに相談してね
一緒に解決していこう
難しさのうらにはかならず理由があるんだよね
解決できることがいっぱいあるからね
こんな話をしました
人間は弱い生き物です
弱ってくるとどんどん心が蝕まれていってマイナス思考になりますよね
自分だけが何でこんなにつらいんだろうって思いますよね
一人で悩まないでください
みんなで考えましょうね