不登校の兄弟姉妹間連鎖

ある中学生の子どもさんが不登校になりました。
お母さんはこれからどうなるのだろうと不安で
昼夜逆転してしまった子どもさんについていろいろと相談していました。

ある朝、弟君が頭が痛いと言いだして学校を休みました。
それから一週間
頭の痛みはとれず小児科でストレス症状だと言われました。

お母さんはもうパニックになりますよね。
兄だけでなく弟までもが不登校に

弟さんに話を聞いてみました。
するとお兄ちゃんは学校に行かずにゲームをしていても宿題をしなくても怒られない
なんで自分だけ勉強しないといけないの?と思ってしまう
ずるい
とのこと。
そこで弟さんに「そうねお兄ちゃんみたいにしてみようか?」
「学校に行かないでゲームしておこうか?」
と言うと「もうあきたよ」との答え
やっぱり学校がよかったようです。

お兄ちゃんの方は怒っても一向に変わらないから様子を見ておくと昼夜逆転、食事も好きなものを好きな時に食べ、好きなように過ごしている。
このままでいいのか?
どうしたらいいのか?
考えても答えは見つからない
怒っても逆切れでパニックを起こされてしまう

こんな時お母さんもパニックになりますよね
みんなが幸せそうに見え
自分の家族はどうしてこんなに大変なんだろうと考えてしまう
さらに兄弟の不登校
もうどうしていいかわからないですよね

お母さんの気持ちとってもよくわかります
子育ての指針が兄弟でぶれてしまう
それを思春期の子どもがほおっておくはずもなく

きついですよね

こんな時兄弟の声にも耳をかたむけてみてはどうでしょうか?
日頃のストレス
兄弟への不満
聞いてあげながら少しお兄ちゃんの特徴について話をしたり
そして最後にかならず伝えるのはあなたの人生を楽しんでということです
兄弟に巻き込まれることなくあなたが大切だと思うことをしようと語り掛けます
お母さん一人では難しいです
スクールカウンセラーでも先生でもいいんです
近所のお兄さんでもいい
話を聞いてもらって落ち着いてもらい考え方を変えられるように

お母さんも苦しいのです
我慢が育ちにくい子は集団に適応することが難しいことが多いです
少しずつでも耐えること我慢することを学んでももらい大人になっていかなければいけません。そのためには家を出ないといけない。学校でなくても外に出て人と合わせる経験をしなければいけない。
少しずつ少しずつ
お母さんだけが頑張るのではなくみんなで積み上げていきましょう。

きっとあの時はきつかったと思える時が来るはずです

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