夏休みが怖い

夏休みが怖いんです
兄弟児とのけんか
終わらない宿題
熱さでのイライラ
どんな状態になるか予想はつきますね
できるだけお互いがストレスなく過ごせるように準備したいですよね

こんな感情をもっているのは親だけでなく兄弟姉妹も同じなのかもしれません
ある子どもさんの妹さんからこんなメールをもらいました。
「夏休みが怖いです」
「おばあちゃんに家に行っていたいです」
「お母さんにおばあちゃんの家に行かせた方がいいと言ってください」
自分でもいったようですがお母さんは妹だけ遠いおばあちゃんい家に行かせるのはかわいそうだと思って何とかするからいいよと答えていたようです。
でも彼女からすると地域の夏祭りにでることができないことや友達と遊べないことよりお兄ちゃんのパニックや暴言から逃げて安全に過ごす方がよかったようです。

宿題を「する」「しない」でパニックになること
人のお菓子は勝手にとるのに自分のお菓子をとられたら1時間も2時間もののしって怒ること
自分の意見を変えず意見が通らないと暴言を吐き続けること
怒ったり暴言を言った後でケロッと気分を変え楽しそうに自分の好きな話をすること
こんな状態の毎日

とても強いストレスがかかっていたようでした。
本人からの報告を受けて会って話をしましたがその時後頭部に大きな円形脱毛症を見つけました。
毎日繰り返されるパニックや暴言は子どもの心を傷つけていたんですね

安心して生活ができるようにお兄ちゃんの支援を急ぐとともに妹の支援も急いで始めました。
大好きなお母さんがお兄ちゃんから叩かれたり物を投げられていることも強いストレスになっていたようです。

お母さんはつらいですね。
どちらも自分の子ども。
どうしてやることもできないときがある。
「どうしてこんなに人を傷つけないと生きていけないんだろう」と言って涙を流されました。
自分の息子だから苛立つ。
焦って正面衝突してまたパニックに。

相手も気持ちを考えるように言ってもなかなかわからないことが多いのが現状です。
環境を整えルールを明確にすること。
暴力や暴言に訴えても感情の整理ができないことを教えていくことが重要ですよね。
落ち着いたトーンで暴言や暴力ではかにも解決しないことを話します。
話をするときには必ず「私は○○だと思うよ」と伝えます。
「ふつうはね」「みんなはね」という言葉は彼らを刺激してしまいます。

理不尽な思考にどのように関わるか?
どのように支援していくか?

夏休み皆さんご自分の体調も大事にしてくださいね
くれぐれも頑張りすぎずきつくなったら相談してくださいね。
一緒に乗り越えましょう。

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