考えをまとめることの難しさ

子どもさん
あのさ・・・あのさ・・・・
虫かご買ってよ

お母さん
虫かごいっぱいあるよ
見ておいで

こどもさん
違うんだよ
虫かごだよ

お母さん
だからあるよ

こんな会話が続いてわからないまま終わってしまった子どもさんがいました
あったときに浮かない顔をしているので聞いてみると
「僕の話は誰にも伝わらない」
「わかってもらえない」
と怒っているのです
詳しく聞いてみるとこのようなことでした
コオロギのオスとメスを発見
図書館でコオロギの飼い方の本を見て大きな飼育箱がいることがわかった
でも家にあるのはどれも小さい
そこで大きなものがほしいとお母さんに行ったけど通じないというのです

お母さんと子どもさんの絵をかいて頭の中の言葉を整理しました

お母さん
・どうしてあるのにほしいのかしら
・新しいものがほしいのかしら
・勉強がしたくなくって言っているのかしら

こども
・僕がもっているのでは小さいんだよ
・ないって言っているのに何であるというのかなあ
・僕はいつもみんなに話を聞いてもらえないんだよ

これを書きながら「どういったらよかった?」と聞くと
・コオロギの話をしなかったのがいけなかったかなあ
・本を見せればよかった・・・でも学校の本だから持ってこれないし・・
・絵を書けばよかったなあ

こんな反省がでてきました。

ことばが少ないし整理されていません
どこからどう伝えればいいのかがわからないのです
こんな時にはお母さんからも
「何に使うの?」
「どんな大きさのもの?」
「いつ必要なの?」
なんて具体的な質問をしてあげてくださいね
心の中にはいっぱい言いたいあことがあるんです
どこからどう出すかは練習が必要なんでしょうね
伝える練習と伝えられた喜びが子どもを育てます

考えをまとめる練習してみませんか?

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