物をとってしまうことに悩んだら

小学校3年生4年生から子ども同士のコミュニケーションはとっても複雑になってきます。
低学年のときには先生がルールになり「先生にいうよ」「先生!」っていえば大体のことは解決します。
でも3年生4年生になると子どもたちの中に大人にはわからないルールや独特のコミュニケーションを作って自分たちのコミュニティを作っていくものなんです。「先生みてないからいいよね」「お母さんいないからいいよ」なんて言いだすのはこの時期。
臨機応変に人に合わせることが非常に苦手な子どもたちにはコミュニケーションは難しいという思いがでてくる時期でもあるんです。
こんな時期によくおこるのがストレス反応です。
「髪を抜いたり」「爪を噛んだり」「片頭痛」「便秘や下痢」「いらいらしやすい」「ゲームにはまる」「物を無意識にとってくる」
なんかがこのストレス反応になります。
他にもいろいろな反応を子どもは示します。
子どもはストレスに鈍いので自分ではストレスなんてこれっぽっちも感じていないように思っている子が多いです。
ストレスなんて言葉も知らないですしね

なんでこんな話をするのかと言いますとあるこどもさんがお友達のおもちゃをとってしまったんです。
私が「もってきたの?」って聞いても
本人は「・・・・わからない」
私「あなたがもってきたのは本当?」
こども「・・・うん」
こんな会話をしながら
私「本当にどうしてもほしかったの?」
こども「いいや」
私「でももってきてしまったんだね」
私「なんでかわかる?」
こども「わかんない・・・・」
こんな会話していたらご両親や先生はどう伝えたらいいのかわからず伝わらないことにあせってしかってしまうこともあるかもしれません。
子どもさんと「つらいね。ほしくないのに持ってきてしまうし・・・怒られるし・・・誤解されるね・・」
なんて話をしながら。
私「実はお友達とうまくいかなかったりどうせ自分なんて何もうまくいかないと感じるといろんなことが起こるんだよね」
私「泣いてもいいし怒ってもいいんだよ・・人にあわせすぎて疲れることもあるんだよ・・困ったときにも笑っていない?」
と聞くと涙がツーと出ました。
コミュニケーションがうまくいかなかったから必死で合わせて自分をなくしはじめていたんでしょうね
過適応っていうんですけどね

もしこんなこどもさんがいたらぜひゆっくり話を聞いてあげてくださいね
特に話をしていても伝わっているのかわからなかったり反省しているのかわからないような反応をする子どもさんの中に表現ができなくなっている子どもさんがいます。

みんなで聞くからね
自分のいいところを探せるようになるからね

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