「俺だいぶわかってきた」と嬉しそうに問題を解く子どもさん
でも・・・どうも足し算を引き算にしていたり答えはほとんどあっていない状態。
慎重に「これどうしてこんな風に考えた?」と聞くと
「みんなで」「ぜんぶで」「あわせて」は足し算
「のこりは」「ちがいは」「どっちがどれだけ」は引き算でしょう
というのです。
「この文章題にでてきた人は誰?」と聞くと「・・・?」
もしかして文章読んでない?
数字と上の決まった文句を探しているだけでした。
そうかあ・・まいったなあ・・・。
そうなるとかけ算が混ざってくると混乱して解けないのは納得できました。
そこで生活科の問題だよと言いながら
以下の問題をしてもらいました。
桜の花びらは5枚です。
花びらをお皿の中に1枚ずつ置くと観察ができます。
さあ観察を始めましょう。
1回目に同時に観察できるのは( )人です。
○○さんのクラスのみんなが観察するにはさくらの花は何個いる?
不思議と情景を浮かべながら解いていくのです。
文が読めていないわけではない。
でもパターンで解こうとしている。
そして考えることをやめている。
算数はこんなものというパターンにとらわれはじめていました。
これはいけないということで
生活科の問題という名の読み取り問題を一日一門することにしました。
これは本人が書くのではなくお母さんと一緒にクイズのように解くもの
最近はピカチューの耳は1匹につき2です。
チコリータの頭の葉っぱは1匹につき1枚です。
ドードリオの顔は一匹につき3です。
それぞれ2匹ずついたときの顔の数はどうなるの?
なんてなぞなぞっぽい内容も出てきて楽しそうです。
まだ小学生は教科にとらわれずに考える柔軟性を身に着けることが重要な気がします。
ひろし君の前には5人後ろには7人います。
みんなで何人?と言われたときに
○○○○〇●〇〇〇〇〇〇〇
この絵が描けるかどうか
足し算や引き算ではなく絵が描けるかどうかが重要なんだと思います。
さあ楽しくなってきたね。