食事の時間に「今日は○○が食べたかったのに」と言いだす。
ごはんはもうできている。
家族で出かけるときに「私は行きたくない。○○に行きたい」と言いだす。
行く場所はずいぶん前から決まっていたのに・・・。
宿題は終わっているといって週末遊ぶ。
次の日の朝、宿題ができていないから学校にいけないと泣く。
こんな子どもの行動に兄弟姉妹も唖然
同じようにわがままを言いだす
お母さんはパニックになる
こんな状況のご家族がいっぱいいらっしゃいます
ごはんのメニューのことは
理解ができないわけでもない
道理はわかっているが納得がいかない
思いついたことをすぐに口にしてしまう。
思い付きの行動で周囲の人が苦労していることを考えることが苦手。
外出先のことは
人の話を興味のない時には聞いていない
聞いていないから突然の行動予告になり納得できずにぐずってしまう
宿題のことは
遊びたい気持ちや宿題をしたくない気持ちが優先されてとっさの嘘をつく。
朝になって怒られることが怖くてパニックになる。
その時にお母さんが確認しなかったからだとか学校の宿題が多すぎるとかいう。
自分がしなかったことに対する反省が見られない。
特性か?
わがままか?
そういわれたらどちらもあてはまる
原因がどちらでも重要なのは多くの人はこの考えを認めてはくれないということ。
世の中に出るまでにはもう少し考え方を変えていかないといけない。
周囲の人の気持ちを伝えても本人は今の自分の気持ちが優先されてなかなか聞いてくれない。
だからこそ常日頃からルールを作っておくことが重要。
ルールを作ったらすぐに定着・・・することはない。
ルールを定着させていく作業が重要。
「ごはんのメニューが気に入らないときには自分で作ってもいいです」
「自分で作るときにはどの材料を使っていいか聞きましょう」
「作った後は必ず片付けましょう」
「片づけていないときには、1週間自分で作ることはできません」
「伝達事項はホワイトボードに書いておきます。毎日必ず見ましょう」
「納得できないときや都合の悪い時にはその場で相談します」
「出かける直前に怒ったり泣いたりしません」
「宿題はすることがルールです」
「理由があるときには宿題をするかしないかは自分で決めていいです」
「できていないときには自分で先生に言いましょう」
「宿題をしていないから学校に行かないということはできません」
これを読んだだけでパニックになる子もいるかもしれません。
納得できなくって破り捨てることもいるかもしれません。
部分的に納得いかないことは話し合いましょう。
でも世の中には納得いかないルールにも従わないといけないことがいっぱいあるのです。
これを冷静に慎重におしえていかないといけない時期が必ずあります。
「冷静に慎重に」を忘れずに特性に合った方法で、「着実に」教えていきましょう。
世の中の枠組みを伝えることが非常に重要なことです。
教えるには時間がかかり家族は疲れ果てています。
一緒に頑張ります。
あきらめないで少しずつ進みましょうね。
いつも応援しています。