ある子どもさんが学校でこのようなことを指摘されました。
「準備や片付けができない」
「集団の活動に参加するとき興味のあることにしか参加しない」
「自分一人だけ準備ができていなくても周囲の人の動きを気にする様子がない」
初めてではないんです。
よく言われるんです。
今までは怒っていたお母さんが今回は違った支援にでました。
お母さんは子どもさんに聞いてみたようです。
「どうして準備をしなかったりするの?」
そうすると子どもささんは
「次に楽しいことがあるときにはするよ」といったようです
「楽しいことがないとしないの?」と聞くと
「急ぐ必要がないからしない」と答えたようです。
非常に合理的ではあるのですがこれでは集団にいる意味がありません
そこで「集団とはそもそも自分の意思とは関係なく行動を求められるところ」であること
「人にあわせることはみんなに受け入れられる条件になること」
「楽しい活動だけをするとわがままに見えること」
などを話しました。
本人は????といった顔をしてびっくりしながら聞いていました。
自分の気持ちに忠実だっただげなんでしょうね
「少し変えてみる」
「知らなかったな、そんなの」
「早くいってくれればよかったのに」
なんてことも言っていました。
お母さんが
「なんでこんなことするの!」
「ちゃんとしなきゃいけないでしょう」と怒っていた時には黙って聞いて泣くだけ
でもほとぼりが冷めると同じことを繰り返していた彼
今回は話をしたお母さんもなんだかすっきり
一緒に頑張ろうという感情になってきていました
さあこれから学校でどうなるか?
「山あり谷ありだと思いますが自分で考えて行動を変えようとする彼の姿は大きな進歩です」
素晴らしいなあと思いました
お母さんも彼も