テストがあるのに勉強を全くしない子どもさんがいました
もう進級も危なくなってきてどうしようかなあという状況です。
でも本人はいたって焦ることもなく過ごしています。
「どうして勉強しないの?」と聞くと
「勉強しても点数あがらないし」と答えます。
そこで「どれぐらいの点数が取れたらいいと思う?」と聞くと
「80点くらい?」というのです。
高校生なので問題も難しく今までに80点をとったことはないんです。
でもこれくらいはとれなければと思っている点数があるのでどうせ頑張っても取れないなら
やらなくてもいいと思っているようでした。
優先順位がうまくつけられないので進級ができないことより自分の目標の方が先に来るんですよね。
・大学の勉強や受験では100点や80点をとることを目標にしません
・わかっていることを確認することが重要です。
・テストは自分の考え方などを先生に伝える役割も果たします。
・80点で進級しても40点で進級しても同じ進級です。
ということを説明しました。
「なんか納得しないなあ」と言いながらも少しテストに対する考え方が変わったようです。
ものの考え方が独特なのであらためて聞いてみてはじめて行動が理解できることもありますよね。
彼らの中では当たり前の行動も周囲に受け入れられなかったり損をすることにつながることもあります。
優先順位がつけられないということはときに大きな選択を誤ることになることがあります。
理由がわかれば説明もできるのでぜひ子どもさんに聞いてみてくださいね。
少し考え方が変わればいいなあと思います。