ある子どもさんがこんなことを言っていました。
「自分には少し変わったところがある」
「兄弟にはないところがある」
「なんでそうなのか聞かれてもわからない」
「でもなかなか解消しない」
具体的にどんなことなのかを聞くと
・ぱさぱさしたものは食べられない
・冷たいものは冷たく熱いものは熱くなっていないと食べることができない
・野菜は生でしか食べられない
・茹で野菜やキノコなど食感がネチャッとするものが嫌い
・謝ることができない
・まあいいかと思えない
・気になったらこだわることがある
こんなことでした。
自分でもどうしてかわからない。
でも解決もできない。
時々自分はどうしてこんなにわがままなのかとも思う
と言っていました。
そこで家族も含めてどうしてそんなことがおきるのかを説明
思考のかたさや感覚過敏が原因であること
本人が変えようとしているがそう簡単にはいかないこと
を話しました。
家族はこの子どもさんの口の悪さに
「変えようとはしていない」
「甘えている」
と言われましたがそれがこの子どもさんにとっては新しい理解にもつながったようで
自分の伝え方にも問題があることに気づいたようでした
「どうせ自分は変人だから」と卑屈に考え攻撃的に家族に接していたことに気づいたようです。
今まで幼稚園や小学校での偏食指導の苦しさや外食やキャンプ、お弁当のきつさについて本人が話しはじめ
家族は違う視点で本人の気持ちを聞くことができたていました
自分にはいろんな特徴があることを自分で知っておくことやそれを上手に伝える方法があることなどこれから一緒に考えようという話をして話は終わりました。
「本人は自分の話し方を変えよう」「口の中の感じがみんなと違うなんて知らなかった」とも。
自分でも少し納得できたようで表情は明るかったです。
これから少し楽になるかな?
家族みんなが少し変われますように