ある日の夕方
「ごめんなさい」と言う大きな声と鳴き声が聞こえてびっくりされたお母さん
どうしたのかと言ってみるとカブトムシの角が根元から折れていたそうです
「おかあさん。ごめんなさい」という彼にお母さんどういっていいかわからず
どうして私に謝るのか?
カブトムシにごめんなさいの気持ちはないのか?
カブトムシは怒らないから謝らなくていいのか?
いたかっただろうなとか、大切な命なのにという気持ちはないのか?
いろんな思いがかけめぐったようでした。
そうなんですよね。
相手の気持ちが読めないのでどうしても相手の表情や態度を見て反応してしまう
そうすると相手によって対応を変えるずるい子という印象になりやすい
でも本人たちは一生懸命でピュアなところもありそれも読めない
周囲で見ているお母さんの葛藤強い
という図式が成り立ってしまうんです。
「生き物は触らずにみます」
「触らなかったらどこから見てもいいです」
「触らない気持ちをコントロールできないときには育てるのをやめてみましょう」
こんなことを伝えて様子を見ました。
すると彼の答えは「触らずに頑張ってみるけど守れないときは取り上げて」というものでした。
「取り上げはしないよ。少し時間を置くためにバイバイしようね」
みんな我慢するのは難しいんだよ
大人だって難しくって大変なんだから
ダイエットとか、禁煙とか・・・・。
一緒に頑張ろうよ!
こんな話をしました。
お母さんの葛藤わかります。
うまく伝わらない気持ちもとってもよくわかります。
少しずつ伝わっていきますように。