思考力をどう育てるか?

ある子どもさんが勉強をしているときの会話です

「この問題は何をこたえるの?」
「4つの文字を探すの」
「????」
「何をこたえるのかなあ?」
「4文字の言葉を探すの」
「問題文には何と書いてある?」
「これがさす言葉を答えなさい」

そうなんです。
意味を理解せずに解答用紙の形で答えているんです。
びっくりしました。
そこでこの問題をとくときにどこをみてどんな順番で解くの?
と聞くと
①長文は読まずに解答の形をまず見る
②回答欄にあてはまりそうなものを書き出す
そんな感じかなあと言います

どうして問題文を読まないの?と聞くと
めんどくさいとの答え
・・・・・めんどくさいかあ・・

でもこの子のテストの成績はいいんです
悪くはないんです
小学校高学年までは何とかこれで乗り越えます
中学校ではうまくいかないのですが・・・

これでこの子の思考がわかりました。
社会のテストでも記憶のところは充分にできるのにグラフから読み取ったり解釈するときには
びっくりするような答えをするんです。

こんな子は生活の中でも考えることが苦手で柔軟に考えることが難しいのです
きっと困っていると思います
考える習慣をつけることが重要なんです

生活の中で
「朝日はどこからのぼるの?」
「西日ってなに?」
「天気予報を見るときはどこを見るの?」
「200円の30%引きは何円?」
「牛乳と低脂肪はどう違うの?」
「給食の牛乳は何ミリリットル?」
こんなことが考えられたり会話できることは思考の柔軟性を作るにはいいと思います。

記憶力のいい子は小さいころから考えることをせずに記憶することで生活をします。
学習もそのようにしてしまうことが多いのです。
考える習慣を作りましょうね
早く見つけて方向転換をすることは重要ですよ

2 COMMENTS

bonteblog

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こんばんは。
国語の長文問題
むすめも全く同じことを言ったので笑ってしまいました(^-^)
むすめははじめ、
「文章を読むのがめんどくさい」と同じように言っていました。
「なんでめんどくさいの?」と聞くと
「読んでるうちにごちゃごちゃしてきてどこ読んだかわからへんようになる」というのです。
段ボールの切れ端を2枚用意して
読んでいる文章を挟むようにして読んでいくと
「ままー、読めたわー」と言いました。
(内容の理解は別ですが)
やっぱり、むすめに合った援助がいるなーと思った出来事でした。

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forza-passo-71

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> bonteblogさん
コメントありがとうございます。
本当に子どもさんそれぞれ違うのですが支援をするとみんなできることが増えるのです。そのときのうれしそうな顔がとっても素敵なんですよね。できるようになることってうれしいんでしょうね。お母さんが一緒に考えて支援してくださっている娘さんは幸せ者だと思います。そのうち自分で「ここがもっとこうならないかなあ」なんて言い始めますから。自己解決に一歩前進です。
素敵なコメントありがとうございました。

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