子どもの危機

ある子どもさんから
先生は僕のことが嫌いみたいだ 
「どうせあなたが何かしたから相手の子がおこったんでしょう」
「どうして毎日毎日人を怒らせるようなことしかしないの?」
こんなことが毎日ある
僕は友達もいないし先生にもいらない存在みたいだ
目に涙をいっぱいためてとっても辛そうでした

先生を責める気はないんです
本人の特性もあるし本人が悪くないとも言いません
でもまだ数年しか生きていない子どものつらそうな涙は何とかしたいですよね
子どもは自信と笑顔に満たされていてほしいものです
こんな状態ではいいものも伸びません

辛かったね
きつかったね
先生に好きになってほしんだね
それは先生が好きな証拠だよ
自分の気持ちをみんなにわかってほしいんだよね
その気持ちは大切だよ
誰かに自分の気持ちをわかってほしかったんだよね

私に伝えてくれた勇気に感謝です
うまくいかないこともあるけどでもこんな日もあるうまくいく日もあると思えるようにしたいよね
そのためにはうまくいく日が大切だよね

そこで自分のいいところをさがそうといいところを書き出してみました
・よく気が利いて優しいところ
・よく挨拶をするところ
・運動が好きなところ
・絵が上手なところ
・お話を作るのが上手なところ
・お母さんのお手伝いをよくするところ
はじめは「ない」と言っていた子どもさんがニコニコしてきました。
あなたの素敵なところこんなに知っているよ
みんなにも伝わるといいね
伝えていこうよ

お母さんと三人で作戦を立てて次の月曜日先生にお手紙をもっていくことにしました
「せんせい。ぼくはいつもせんせいをこまらせてごめんなさい。せんせいにぼくのことがすきになってほしくて、でもせんせいをいっぱいこまらせてごめんなさい。ぼくはなんでおこられているのかわからないときがあります。なんでおこられているのかをおしえてください。がんばってなおします」
伝えてわかってもらおうという気持ちになった彼にはこれからも困難を乗り越える力があると思います。
さあこのお手紙が彼の笑顔につながりますように。
きっとつながるよ。

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