それぞれのご家庭から子どもさんの調子の悪さについてご相談があります。
この状況では大人だって調子は悪くなりますから子どもさんの調子が悪くなるのは当たり前なんですが。
みんなの小さな不安が少しずつ大きくなってきて家庭の中がぎくしゃくしてくるんですよね。
学校の休校が二転三転し、外出が制限され、いつものルーティンができなくなると不安が高まる傾向の子どもさんもいます。
自由な時間が多すぎて生活リズムが乱れ昼夜逆転してしまっている子どもさんもいます。
なんでイライラしているかわからない自分をコントロールできずに兄弟げんかが激しくなったり、兄弟にひどく当たる子どもさんもいます。
実は兄弟児さんも強くストレスを感じていることもあるんです。
・いつもよりべたべたしたり抱っこなどを求めたりする。
・攻撃的になりイライラする。
・頭痛や腹痛、不眠、食欲不振などの身体症状がおきる。
・よく泣いたりぐずぐずする。
・次の活動にうつることがいつも以上に難しくなる
・ゲームやネットにはまり反応しないことが増える
・忍耐力が極端になくなり、歯磨きや顔を洗うなどの活動ができなくなる
家にいる子どもさんだけでなく児童クラブや放課後デイサービスなどにいる子どもさんも心配です。
このようなご相談で多かったのは児童クラブや放課後デイサービスの先生から子どもの問題行動に困っていると再三ご連絡があることです。ご両親も大変ななか仕事をしているのに帰宅したらクレームの電話が入る。その後、子どもを叱る。親子関係が崩れ始める。この悪循環です。
大人にだって経済的な不安や仕事上の不安、健康上の不安、高齢のお両親への不安などいろいろな不安があるんですよね。
ひとりで悩むと、大人だって攻撃的になったり、気分が落ち込んだり子どもと同じように症状が出ます。
少し気分を変えて運動したり、おいしいものを食べたり、ひなたぼっこしたり。
電話で愚痴をこぼしたり、SNSで誰かとつながったり。
多くの人があなたを支えています。
わかってくれない人もいます。いろんな人がいますが、子どもさんのことを理解してくれる人も必ずいます。同じようにつらい人もいっぱいいます。
ひとりで悩まずに身近な人に相談してくださいね。
煮詰まるといいことは何も起きません。
きっと余裕がなくなると人間は混乱してくるんです。
一緒にみんなで解決していきましょうね。