ある小学校3年生のアスペルガーの子どもさんの話です。
小学校3年生は急にお勉強も難しくなってきますしお友達もグループ化がすすんできて何もかもが緊張の連続になります。慣れてくれば大丈夫ですがこの時期疲労感ができるようです。
この子どもさんはとにかくお友達が大好き。
みんなと仲良くしたいのですがなかなかうまくいかない。
勉強もよくできていたのにぬかされることもでてきたようで。
自尊心の構築に問題が出てきたようです。
うまくいかないこともあること。
一番にならなくてもいいこと。
一番にならないことを我慢できる人がすごいこと。
失敗できることがすごいこと。
ひとつひとつ学習しています。
これって私たちの日常生活にも言えたりして・・・と思いつつ。
こんなときひとりの時間が欲しかったりボーとする時間が欲しかったりするようです。
「やすみたい」
この一言が出ることが本当の成長かなとも思います。
この時期は「何を休みたい」とはっきり言います。
時々これがわがままに移ることもありますが私はよいのではと思います。
仕事をしている方にもよく言いますが
「余暇活動をつぶしてまで仕事をすると長く続かないことが多いよ」と
がんばることと休むことのメリハリをつけるためには小さい頃から自分で駆け引きしながら学習しないといけないような気がしています。
大人のうつの解決にもいえるような。
不器用でわがままに見えるかもしれないですが
「習い事を休んで遊びたい」
「塾の宿題をしたくない」
こんなとき学校の宿題は絶対しないといけないけど習い事は先生と交渉してきたらいいのではないの?と上手に交渉する方法を伝えたりします。
上手に交渉することは大切なことですもんね。
自己主張を上手にすることは大切ですよね。
毎日習い事をすること。
決められたことをこなすこと。
何かを続けることも大切ですがぜひ生きていくすべを身につけさせてあげてくださいね。