いい会社に入らないといけないんだ
だからいい大学に行かないといけない
そのためにはいい高校に入らないと
と言っていた子どもさんがいました。
学生時代には明確な偏差値という基準がありましたが会社を選ぶときにそんな基準はありません
名が知れているかどうかのあいまいな基準も彼には不安要素でした
実際に中学や高校といろいろなことが動きだすと思うようにいかないこともあって
思うようにいかないとこんなはずではなかったと後悔が始まります
もうひとランク上の高校に受かっていればこんな嫌なめにあわなかったのでは
大学がよくなかったからこんなことになったのかなあ
こんな言葉をよく聞きました
この子どもさんに
生きていく中で絶対に揺らがない安全な仕事はないよ
とずっと伝えてきました
いい会社に入ってもリストラされることもあるよ
いい会社に入っても会社がつぶれることはあるよ
絶対はないよとも
最近ニュースで大手の会社の労働環境が取りざたされていますよね
それを見て彼のいい会社の基準が揺らぎ始めました
いい会社と思っていたところで社員が自殺をしている事実に愕然としたのです
いいきっかけになっています
何を基準にいい会社なのか
自分に合っているかが一番重要なんだということ
笑顔で長く働けることがいい会社の条件であること
少しずつ自分の人生を選択するときの基準が一つでなく柔軟で幅広いものになりつつあるなあと思います
いろいろな経験を通して人生の選択基準は変化していきますよね
この変化がなかなか難しく初めに考えた基準を変えられない人もいます
でも少しずつでいいのでこの基準に幅が出てくるといいなあと思います
人に出会っていろいろな経験をしてものの見方にレパートリーが増えてくるともう少し生きやすくなるのではと思います
ゆっくりゆっくり
着実にすすんでいると思います