ぼくは友達と遊べない子なの?

あるお子さんが寝る前にお母さんにこんなことを言ったそうです。
「僕は友達とあそべない子なの?」
お母さんは動揺して相談に来られました。

子どもさんとお話をしたら
「お友達が○○君はいつも一人で遊んでいるからお友達と遊ばない子なんよね」と言われたとのこと。
私はこれを聞いて成長したなあと思いました。
人と遊べてないことに自分で気づいたんだと思います。
そこで子どもさんに
「小学校3年生4年生はみんな自分がお友達とうまく遊べんていないって悩むんだよ」
「きっとあなたにそんな話をした子も同じように悩んでいたんだよね」
「だから気になったんだろうね」
そんな話をしていると
「僕は何人かの友達とはうまくいってると思う」
「いつもではないけど遊べてると思う」
「でもその数は少ないと思う」
と話をしてくれました。
「大人は毎日会って話をしたり遊ぶようなお友達ってあんまりいないよ」
「お父さんお母さんのところに毎日お友達は訪ねてこないでしょう」
「多くの人と仲良くできる人もいれば少ない人とだけ仲良くする人もいていいと思うよ」
「緊張して無理して仲良くするよりリラックスできる人がいいもんね」
なんて話しをしました。

そのあと彼が言った言葉は
「僕はお友達が自分が思うように考えたり行動してくれたらいいなあと思ってしまう」
「でもそれはいいことではないってことも知ってるよ」
「だからいつもいっしょはできないと思う」
でした。

深い言葉だなあと思って聞いていました。
こんなことまでわかっている彼はすごい。
大人だってときにこんなこと思って人間関係失敗するんです。
少しずつ少しずつ自分で考え気づいて成長していくんですね。

こんなお話聞かせてくれた彼に感謝です。
素晴らしい成長ですね

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