「最近よくウソをつくんです」とのご相談。
どんなウソかとたずねると「宿題は終わった」「先生がしなくていいといった」などのようです。
本人に話を聞くと「・・・・」だまっています。
そこで話を変えて「宿題は難しくない?」「学年が上がると勉強難しいよね」などと話をしてみました。
「大丈夫」「わかっている」との返事。
なるほどこれは勉強がわからなくなって・・でもそれを言うのはプライドが許さなくて・・・という気持ちかな。
そこで、「実はみんな学年が上がると勉強が難しくなって相談に来るんだよ。でも大丈夫ということは頑張っているんだよね」「えらいよね」と話をすると。
「勉強できない人いるの?」「きついやろうね」「ばれたらどうしようとか思ってるんやない」といいはじめました。
そこで、お母さんに学習時にさりげなくそばにいてもらってわからない問題をピックアップし教科書にヒントを書いて授業に出てもらうようにしました。
はじめは「教科書に書いたりせんで」と言っていましたが、今は「早く書いて」というようになってきました。
「がんばりたい気持ち」「できない憤り」「できないと言えないプライド」こんな気持ちがウソになるんですね。
これで少し彼の絡んだ気持ちは解消されたかな?
子どもの気持ちを理解することは難しいですね。