きちんとしすぎて苦しいこどもさん

福岡は雨がすごくふっていますね。
みなさん大丈夫ですか?
雷もあるので聴覚過敏の方は疲れるでしょうね。
みなさんがすこやかで過ごせますように。

今日はまじめできちんとした子どもさんのお話です。
まじめできちんとしているお子さんが3年生や4年生になって混乱されることがあります。
9歳10歳になると
「お母さんがいないからいいでしょう」
「先生が見てないからいいでしょう」
ということが子どもたち同士の関係でてきます。
自分たちのコミュニティーに独自のルールなどを作り始めるのですがそれが理解できない子もいます。
ルールはルールとかたく考える子どもさんは独自ルールをもつ子どもさんに嫌悪感を示します。
逆に他の子どもたちはルールを強く主張する子どもさんに対して嫌悪感を示します。
正義を貫いているのに自分が責められることはさらに屈辱になりますのでますます混乱するわけです。
子どもさんによってはこのストレスから不登校になってしまったり頭痛や腹痛を訴えることもあります
髪の毛を抜いてしまったりすることもあります。

人間は大人はそんなに立派なものではありませんね
大人の中にも立派にいじめは存在しますし
ルールをルールと考えられずにトラブルもおこります
集団独自のルールこれも往々にしてありますね
でも小学校や中学校ではそんなことはあらためて言いませんしないことのように考えている子どもさんも多いと思います
人間は大人はそんなに立派ではないこと
ときに自分勝手であること
何事もきちんとこなそうとするとつぶれてしまうことがあること
年齢が上がるとそれなりに
「まあいいか」
「ほどほどでいいか」
という妥協もできるようになるのですがこれができない子どもさんもいます
いい子で育ちすぎると自分で自分をがんじがらめにしてしまい苦しむこともあります
こんな思考の子どもさんがいることを知っておいてください

柔軟な思考をもつことは固い思考をもっている子どもさんには非常に難しいことです
柔軟に思考する脳の機能がうまく働いていないこともあります
ゆっくりゆっくり急がずに継続的に根気強く柔軟な思考を教えることが大切ですね
本人の気持ちを充分に聞いてあげた後
「私は○○と思うよ」
「○○さんに聞いてみてごらん」
と考えを押し付けずに人の考えを聞くことをすすめてください

ゆっくりゆっくり
でも伝えることで少しずつ変わってきますよ

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